パブロピカソ(本人)

文芸同人のサイトです。

創作ノート「旧モリソン邸〜」#3 あらすじ

<あらすじ>

Chap1
従軍医者として出征している夫を待つマリア。戦争が終わって半年も経つが連絡はなく生死は不明。塞ぎ込むマリアに何か仕事をすることを勧める母親。
村のはずれにある屋敷に越して来た老人が看護婦を募集しているから、話だけでも聞いて来たらどうかという。
家でふさぎこんでいると両親にも心配をかけると思い、屋敷に出向くことにする。
屋敷では小柄で初老のアジア人が歓迎してくれた。
その老人は劉と訛りのある言葉で自己紹介した。母国の大学で○○学の研究をしているということだった。戦争で妻と娘を亡くし、重い病気を患っている今となっては思い残すことはない。ただ、今やっている研究だけは何としても生きているうちに成果を出したい。と言って研究室を案内してくれる。家族の写真も。ついては、健康を管理している人を探している。マリアは、看護婦の資格を持っていることを告げる。医学の知識があるなら安心という劉博士。マリアは病気に負けてはいけないこと、そして、その意思を告げる手伝いをすることを約束する。
屋敷を案内する劉博士。背は高くないが説示は伸び、杖に頼らずさっさと歩く。いやいや、お客さんがいるときは気を張っているからね。
屋敷はほとんど使われておらず、どこも家具に多いがかけてあった。
通いでも構わないが、好きな部屋を一つ使ってもいい。やる気を出したマリアは、週に一度きて2ほど部屋に泊まり込む。
と言っても特にやることはなかった。朝夕、血圧を測ることぐらい。他の時間は地下の研究室にこもっているし、食事も適当に済ませているようだ。
嫌な夢を見る。頭痛に悩まされる。耳鳴りがするマリア。

Chap2
マリアは異臭で目がさめる。廊下の奥から明かり。何気なく覗くと首のない着物をきた女の子がお手玉をしている。
その首なし少女は博士に見せてもらった写真に写っている博士の娘と年も近く同じ着物を着ていた。
マリアはあまりのことに気が動転する。屋敷内を逃げ惑うマリア。
音波でショゴスをコントロールする機械が止めるマリア。頭痛が治る。
ショゴスと一体化した元アメリカの研究員である肉の塊が襲ってくる。

Chap3
不気味な気配。異様な臭気。目覚めるショゴス。なんということだ。ショゴスを止めようとする劉博士。マリアを助ける劉博士、怪我をする。
博士の娘も助けを求めてくる。
劉博士が犠牲になり、もしもの時にために安全を図るための発火装置をマリアに託す。研究室に火のてが上がる。
屋敷が火事で燃え上がる。必死で逃げるマリア。

Chap4
火事後病院にいるとアメリカの調査員が事情を聞きにくる。その夜あった音を話すマリア。マリアは博士の事を少し聞く。劉博士は日本人で名前は山本Q太郎という。戦中に日本軍と共同で研究していた研究者だ。アメリカで研究を続けたが居なくなった。詳細は機密なので話せないが内密にしてほしい。
退院した後、博士を弔うため花を持って焼けた屋敷跡に来るマリア。博士の台詞にピンときて屋敷の地下を見つける。そこは氷河時代に作られた空洞。
壊れたガラスの容器が散乱している。腐敗した水が溜まっている水槽。死んだと思っていた山本博士がそこにいる。ぐったりとしている。
首だけの博士が事情を語り出す。
生き物のこと。
娘のこと、妻のこと。希望を見つけてここまで来たこと。
博士は自分で火をつけてショゴスを殺す。

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創作ノート「旧モリソン邸〜」#2 プロット

<書く前に固めたプロット>
○プロットA :シンプル案
東洋人の研究者劉に看護士として屋敷へ雇われる女性マリア。
マリアに身の上話をする劉博士。死んだ家族の写真。研究内容。
博士の熱心さに打たれ応援するマリア。
研究に打ち込む博士。熱心に協力するマリア。
耳鳴りがするマリア。
マリアは異臭で目がさめる。廊下の奥から明かり。何気なく覗くと首のない着物をきた女の子がお手玉をしている。
その首なし少女は博士に見せてもらった写真に写っている博士の娘と年も近く同じ着物を着ていた。
マリアはあまりのことに気が動転する。
音波でショゴスをコントロールする機械が止めるマリア。頭痛が治る。
不気味な気配。異様な臭気。目覚めるショゴス。なんということだ。ショゴスを止めようとする劉博士。マリアを助ける劉博士、怪我をする。
劉博士が犠牲になり、もしもの時にために安全を図るための発火装置をマリアに託す。研究室に火のてが上がる。
屋敷が火事で燃え上がる。必死で逃げるマリア。
火事後、アメリカの調査員が事情を聞きにくる。事情を聞くマリア。
焼けた屋敷跡に来るマリア。屋敷の地下を見つける。そこは氷河時代に作られた空洞。
死んだと思っていた山本博士がそこにいる。ぐったりとしている。
首だけの博士が事情を語り出す。
娘のこと、妻のこと。希望を見つけてここまで来たこと。
崩れて死ぬ。


<プロットと対になった構成>
Chap1:起こり
・私が出会った恐ろしい出来事を話します。
・(When,Where,Who)舞台。第二次世界大戦終結直後。マリア、劉。オーストラリア、ポートアーサーにて。
・(what)恐怖の予感
Chap2:恐怖の極み/(how)垣間見える恐怖
・異音、異臭
・首なし人間
・博士のおぞましい研究
Chap3:その正体
・襲いかかる得体の知れない生き物
・火事で退ける
Chap4:博士の想い/(why)博士の独白
・捜査機関の尋問(で補足)
・博士の悲しい結末。妻への贖罪。罪の意識、贖い。

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創作ノート「旧モリソン邸〜」#1 企画メモ 19/5/11

「旧モリソン邸火災事故に関する報告書、参考人証言記録」は5/6文学フリマ東京、5/12日コミティア128用に書いたものです。

○きっかけ
制作の動機は、以前SFに取り組んでいた時にリサーチで読んだ今日泊亜蘭でした。「海王星市から来た男」は子供のころ怖かったウルトラセブンの雰囲気を思い出させてくれました。パラボアランテナから輪っかの何かが発射される感じ。謎の研究をしている博士。というようなモチーフで、オカルト方面ではなく科学的な方面からクトゥルフをやったら面白いのではないかというのが出発点ですした。

○コンセプト
当初の方向性はマッドサイエンティストが出てくるもので、ジャンルはホラー、クトゥルフ。クトゥルフは個人的な趣味です。
・怖さ
過去に日本を舞台にしたクトゥルフというものに挑戦していたのですが、いまいち怖くないという反省点があったので、今回はできるだけ怖くなるにはどうしたら良いかという点から考え始めました。
ホラー映画では恐怖の正体がわかってしまうと途端に怖さは無くなってしまいます。逆に考えると「原因のわからない異常な状況が怖い」ということが言えると思います。ここから原因を提示すると怖く無くなるのですが、それを別な感情に振ると「正体が判明した時の怖くない感」を軽減させることができるのではと考えました。それを試すのは面白そうだと考えました。
今回面白かったのは、お話の最後が見えてようやくテーマが現れたことです。あらかじめ決めていたものはあったのですが、最終的には「父と娘」、「主と従」の関係がテーマになり、それに合わせてキャラクターも調整をしました。


○制作
期間は約一ヶ月。当初はアイデアを思いついた時にプロットを書いていたと思ったけど、見返すと何も重要なことは書いてなかったので、初めから一ヶ月でやらなくちゃいけないのは誤算だった。
文フリがゴールデンウィークの最終日だったので、休日を書く時間に当てれたのは大きかった。
プロットとあらすじをざっくり制作してから、エピソードを箇条書きにして繋げ、だんだんとボリュームをつけていきました。
キャラクター名は仮で進めて、最後にまとめて決めた。

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このサイトについて、Qの場合

山本Q太郎の活動主旨は「面白いお話を作れるようになろう」です。そのために「締め切りを作り、目を意識するために発表しよう」と考えました。発表の場は、受け手と直接対面できる同人即売会が良かろうということになり、初めて同人サークルとしての活動になりました。
自分の本は基本的に手製本で作っていますが、それは単に締め切りが守れないためです。最悪前日にコピーしてホチキスで留めればいいので、それに合わせて締め切りを意識してしまい、結果、印刷を頼めるようなスケジュールが組めなくなってしまいました。

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今後の予定

参加が決まっているパブロピカソ(本人)の予定です。


「第二十八回文学フリマ東京 5/6」参加決まりました。
ブース:ツ-21
東京流通センター 第一展示場

「コミティア128 5/12」参加決まりました。
ブース:ホールA・G17a
東京ビッグサイト青海展示棟A


今年は鼻息も荒く2つも申し込んでみたら両方通りました。
まだ作品は無いですが頑張ります。

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